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何故、パットでショートしてしまうのか?
グリーン上でパットのラインを読んで、いざストローク!よし!ラインに乗ってコロンと入った!?と思いきや、あと一転がりで止まってしまい、悔しい思いをした事、たくさんあると思います。
それでは何故、あと一転がりの所でいつも止まってしまうのでしょうか?
オーバーしてしまうのが嫌だ。カップをオーバーしてしまうと、返しのパットで外すのが嫌だ。怖い。など、いろいろな思いがあるからでしょうか?
心理的にはそうかもしれませんが、ショートでは絶対カップイン出来ません。ショートすると言うことは、原因の一つとして、打ち方が悪いと言うことが挙げられます。
カップに入れたいために、打ってすぐボールの行方を見てしまう、いわゆるヘッドアップです。
そのために、しっかりとしたフォロースル―が取れず、あと一転がりの所で止まってしまうのです。
何故、ショートパットを右や左に外してしまうのか?
2メートル以内のショートパットは、入って当然と思いつつ、同伴者の方に「入れごろ、外しごろだからしっかりね。ナイスパー、ナイスバーディー」なんて、先に言われてしまい、しっかり?外してしまう。なんてことも、多々ある事でしょう。
ショートパットは確実に入れたいのに、外してしまい悔しい思いを何度したことか。挙句の果て、3パットもしてしまうと、もうイヤ!なんて叫びたくなります。
外す原因は、ボールを打った瞬間にボールとカップを見てしまい、頭が動き、体が動き、目標と平行であった肩のラインも変わってしまうためです。
50~70cm位のパットの場合、ボールを見てもカップが見えるので、打った後にボールを追いかける事はありません。しかし、2メートル前後のショートパットでは、構えた時カップが見えないことから、不安なため打った瞬間ヘッドアップします。
そんなことが原因で、フェースの向きが変わり、左に引っ掛けたり、右に押し出したりしてしまうのです。
左に引っ掛ける人は、パターのヒール寄りにボールが当たり、フェースが閉じて左にゴー!また、右に出る人は、パターのトウ寄りにボールが当たり、フェースが開いて右にゴー!となっています。
ショートしないあと一転がりの出るパットの打ち方とは?
結論から言います。
あと一転がりのあるボールの打ち方とは、パターの芯でボールを打つことです!
そんなことは知っているよ!と言う方はたくさんいらっしゃることと思います。しかし、知識とは裏腹に、ほとんどの人がパターの芯でボールを捕えていないのが現状です。
そのために、あと一転がりが出ず、ショートしてしまうのです。
ちなみに、芯を外して打ったボールは、転がりの弱い(勢いの弱い)ために、ショートするばかりか、芝目やグリーンの傾斜などの影響を受けて、ラインを読んだにも拘らず、右や左に曲がり易くなります。
ボールを芯に当てるためには、ボールの下半分を打つと、勢いのある転がりボールが出ます。
多くの人は、ボールの上半分を打ってしまっているのです。
パターの芯でボールを当てるためには、手打ちはダメです。パターのストロークは振り子の原理で打つことです。
アイアンなどのショットは、上半身を回転させて打ちますが、パターの場合は、振り子の動きそのものです。
テークバックで右肩を上げ、フォロースル―で左肩を上げる。手ではなく、体の大きな筋肉で動かします。
このことにより、手打ちがなくなり、パターの芯でボールを打つ確率が高くなります。
500円玉位の大きさのプラスチック製のティーマークがあると思います。そのティーマークをボールに見立てて打つことも有効な練習方法です。
是非、試みて下さい。
転がりの出るストレートボールを打つパット練習
パットで右や左にボールを打ち出してしまう人は、フェースの芯でボールを捕えていないと言いました。
フェースが開いたり閉じたりするために、左右に曲がるボールになっています。
ボールに対してフェースがスクエアにヒットするための練習方法です。試してみて下さい。自宅で簡単に出来ますが、中々うまくいかないと思います。
これが出来るようになれば、ゴルフボールをパターの芯でヒットできるようになると思います。
ゴルフボール2個を用意します。床にくっつけて2個並べて置きます。そのボールを同時に打って下さい。
少しでもフェースが開いていると、(目標に向かって)右側のボールは上手く転がりません。また、反対にフェースが閉じた状態で打つと左側のボールは上手く転がりません。
2個同時に真っすぐ転がれば、スクエアにヒットしたのです。上手く打てるようになると、打音もキレイな音が出ます。気持ちいいですよ。
これを毎日練習してみて下さい。
パットが楽しくなると思います。