スタートホールの心を落ち着けるマネジメント
楽しいゴルフのラウンドの日。いよいよスタートします。誰もの顔が笑っていますが、初心者ゴルファーのあなたはどうですか?
今日は、「ナイスショットしたい!」「いつもより遠くへ飛ばしたい!」でも、あなたは「ちゃんと当たるか不安!」「ミスショットしたらどうしよう!」と思っていませんか?
スタートホールのティーショットは、やはり不安でドキドキするものです。
随分緊張していますね。でも、そんな心がミスショットを誘発してしまうのです。
その心の緊張が力みとなり、いつものスイングをさせてくれないのです。練習場では、ナイスショット!を連発しているはずなのですが。
では、どうしたらその緊張と力みを取ることが出来るのでしょうか?
まず、大きく深呼吸を3回して肩と腕の力を抜きましょう。そして、素振り(マン振り)を5回ほどしてください。
力を入れる所は、グリップの左手3本(中指・薬指・小指)と両足で踏ん張る親指です。
後は普段のスイングを再現してください。大事なことは、振り切ることです。そのことだけを意識してください。
そのためには、余裕祖持ってスタートホールに行っていましょう。準備はOKです!
ティーショットをミスしても慌てないこと
スタートホールに限らず、ティーショットは、落とし所を決めてショットします。この時、ピンポイントで「ここ!」と決めない方がいいですね。
ここと決めて、結果はフェアウェイに留まらず、右や左のラフの中。「あ”~!しまった!」ではだめです。慌てずに冷静に行動する事が大事です。
自分は初心者!と思って、同伴者に気を使う必要はありません。スローな行動で迷惑をかけなければ、大丈夫。ミスした時そこ、慌てずに行動しましょう。
そのショットが、OBでなく次のショットが打てればミスではありません。気楽にショットすることが出来ます。気楽に打てれば、ミスも減っていくことに繋がりますので、あまり気張らない方が気持ちに余裕が持てます。
ちなみに、1打めのドライバーをチョロっても最初にアプローチを打ってしまった!とミスをミスと引きずらない様にすれば、次のショットは大丈夫ですよ。
それから、1打目のティーショットがナイスショットでもミスショットでも、大切なのは2打目です。
なぜなら、1打目がナイスショットでフェアウェイ真ん中にボールを運んだとしても、2打目がダフリやチョロなどのミスの場合、せっかくの1打目が台無しです。
また、1打目がOBギリギリの、右隅のラフの中でも、2打目を上手くフェアウェイに運べば、1打目はミスではなくなります。3打目に繋がります。
ミスを犯しても先ほどのドライバーでアプローチを打ってしまったと、そんな気持ちの切り替えで、前向きな心があれば心のもやもやがなくなり、大叩きは減っていきます。要するに心がけ次第なのです。
人間は感情の生き物です。感情にコントロールされると、体もその感情のなすがままに行動します。
自分は下手!と嘆くより、心を落ち着け、今の技術で出来ることを最大限にましょう!そのためには、心の不動心は大切です。
とは言え、心を落ち着かせてもまたミスが・・・と思いますよね。
こんな時は、いつも練習しているゴルフ練習場のことを思い出してください。
練習をしていないことは出来ないので、普段していないことはやらない。また、普段行っているスイングリズムを思い出しましょう。
ミスショットの潜在意識がミスを呼ぶ
何度となくラウンドをしているゴルフ場のいつものホールのこと。左方向に谷(崖)があり、「ここはいつも左方向に吸い込まれてしまうんだよね」と言う会話を耳にしたことがあると思います。
ティーショットを打つと案の定、左方向に飛び出して谷底に捉まり、OBを出してしまった。そんな光景を目の当たりにした経験がありませんか?
これは、もうその人が打つ前から決めつけているので、当然のミスショットとなってしまっています。人間と言うものは不思議なもので、マイナスに思ったことは現実になってしまうのです。
繰り返します!ミスショットの原因は、自分で作ってしまっているのです。
では、どうすればミスショットが出ずに、ナイスショットが出来るのか?
ナイスショットが出た時のことを思い浮かべて下さい。その時は、こうすべきだよねと、具体的にイメージが出来ていて、なんとなく上手く打てる気がしたのではありませんか?
例えば、アプローチショット!上手く寄りそうな気がする。とショットするとチップインバーディーやチップインパーなんて事があったと思います。
その日は、ショットもパットもさえさえで、何をやっても上手く行った。体が動いていると感じたことでしょう。
そうです。自信がある時は、何をしても上手く行くのです。ゴルフに限らず、仕事面においても同様です。
人間には、五感があります。その五感の内、いくつかがマックスになった時、その人のベストが出る可能性があるのです。
ちょっと話がズレますが、学生の頃、部活の練習で中々上手く出来ないことがありました。そんな時、先輩からあるアドバイスがありました。
その日は雨で、体育館の中は湿気も多い日で、ちょっと憂鬱な日でした。しかし、何故か体が軽くしっくり行きそうな感じがしておりました。ベストコンディションと感じたものです。
その先輩のアドバイスを実行したら、今まで上手くできなかったことが出来たのです。体に感じる感覚が、アドバイスをうまく引き出してくれたのです。
その日以来、今日は上手く行くと思った日は、不思議と上手く行くのです。
ゴルフも同様です。体に感じるシグナルを上手く使ってゴルフが上達する感覚を身につけましょう。
そのためには、マイナス思考ではなく、プラス思考です!練習の虫は否定しませんが、練習しないと不安!という考え方は捨てて下さい!やめましょう!下手の固め打ち!となります!!
ゴルフの練習は、確認程度で十分です。若しくは、クラブ1本の固め打ちではなく、実践に沿った練習をしましょう。そして、練習と一緒に五感も鍛えましょう。鍛えましょうと言うのは語弊があります。
考え方を変えましょう!とお伝えしたいと思います。