ゴルフは止まっているボールを打つのだから、簡単でしょ!と始めたゴルフ。しかし、野球とは、また違うスイングでちょっと違和感もある。止まっているボールなのに、空振りはするし、当てっても真っすぐ飛ばない!もしかして、ゴルフをなめていたかも・・・
あなたのゴルフ人生、こんな始まりではありませんか?
ゴルフは何故100切りを皆が目指すのか?
ゴルフは、100を切る事が当面の目標になっています。その100を切ると言う事は、どうして当面の目標になっているのか、ご存知ですか?
タイトルは、ゴルフで100が切れない本当の理由ですが、まずは、何故100切りか?と言うことから理解して行きましょう!
初めに、ゴルフの歴史からの出発です。
1767年まで遡ります。スコットランドで行われた、あるゴルフの大会です。ジェームス・ダグラスと言う選手が、ゴルフ史上初めて100を切り、94のスコアで優勝を果たしました。
当時のゴルフ道具は、今と比べて大変お粗末なもの。クラブやボールの品質も悪く、飛ばず上がらずの(現在より)状態でした。
ボールは、フェザリーボール、ゴルフクラブのシャフトは、ヒッコリーと言うものでした。
当時の道具では、100を切る事が大変難しかったようです。そのために、100を切る事が一つの目標となり、今に至っているものです。
※フェザリーボール
フェザリーボールは、皮の袋にガチョウの羽毛を詰めて作られたもので、featheryは「羽毛のように軽い」という意味。ただし、反発が低く、飛距離的には飛ばないボールでした。
※ヒッコリー シャフト (Hickory shaft)
木で作られた (クルミ科の木) シャフト。今はスチールシャフトに替わり、ほぼ無くなりました。
100切りはどうして難しいのか?
それでは100を切る事は、何故そんなに難しいのでしょうか?
プロゴルファーは、ほとんど子供のころからゴルフを始めています。今までに何万個のボールを打っているので、ボールが曲がる事は少ないのです。
しかし、一般のゴルファーの多くの人は、社会人になってからゴルフを始めています。趣味や会社のお付き合いの延長でゴルフが好きになったりしています。
このために、プロゴルファーのイメージが、とても強く頭の中にあり、曲がらないナイスショットを求めています。
練習を始め、当てる事は出来るのですが、曲がらないショットは中々できません。コースに出てのショットも、まっすぐ遠くに飛ばすことだけを考えているために、ミスショット後のリカバリーが出来ないのが現状です。
求めるのはナイスショットではなく、ミスショットのリカバリーをする事が大事なことなのです。
池やバンカーに入れてしまったら、次のショットをいかにミスしないか、それを考えれば、ゴルフは簡単になります。練習場でそのイメージを膨らませてショットをすることです。
ミスショットのトラウマ
100を切りたいゴルファーさんは、月イチゴルフが圧倒的に多い事と思います。練習は、週1・2回程度で、練習満足で都度、お帰りでしょう!(笑)
そのために、練習場のナイスショットが頭の中に強烈なイメージとして残り、コースでのミスショットが出ると、対処方法が分からなくなっています。
ミスがミスを重ねて、ナイスショットが出なくなると、ミスショットのトラウマになります。またミスが出ちゃうかも・・・と委縮してしまうのが、初心者心理です。
これでは、練習場でいくらナイスショットが出ていても、100切りは遠い世界です。
各ホールのマネジメントは、ミドルホールであれば、3オン、ロングホールであれば、4オン狙いで十分です。
もう一つ加えるとすれば、飛距離を求めない事です。飛距離を求めない分、方向性を確実に求めましょう。
つまり、ティーショットからグリーンまで、フェアウェイの中にボールを置きます。曲がらないボールを打つ。です。飛距離は二の次です。
フェアウェイの中に、きっちりボールを納めれば、ロングドライブをしなくても、ミドルホールでも3オンは可能です。
飛ばそうとして力むために、ボールが左右に散らばってしまうのです。
ミスを恐れるあまり、ここは飛ばしてなんとかしよう!では、だめです。
100が切れない言い訳をしない
今日そこは100を切る!と意気込んでのスタート。いきなりトリプルボギーを叩き、意気消沈。そんな経験、ありますか?
もうここで、今日は100が切れない状態の気持ちになっているのでは?
しかし、まだ始まったばかりです。ここは、考えをを変えましょう。
いつも通りのスタートだから、これからはいつもと違う、大叩きをしない様に頑張れば大丈夫!と、気持ちを切り替える事が大事です。
しかし、練習あまりしていないから、こんなもんだよ。とか、今日は風が強い、雨が降っているなど、言い訳をしていると、いつまでたっても00が切れません。
謙虚になる事が、ゴルフ上達の心構えでもあります。