スライスを直すには上半身だけでスイングしてみよう
ゴルフを始めて誰もが一度は悩むスライスボール。しかも、中々ストレートボールが出ないで悩みが長引きます。
でも安心してください。あなたは突然?スライスボールが直ります!
そんな訳ないだろ!とお叱りを受けるかもしれませんが、満更そうでもないのです。ただし、一つだけ意識を変えてください。
左手リード、左肩リード。右手は、始めは添えるだけ、です。
左手リードしながら、腰を回す。頭は固定です。
後々わかってきますので、この意識だけは常に持っておいて下さい。
それでは、毎日短時間スイング練習ですが、用意するものは100円ショップで購入した棒を利用します。(30cm~50cm程の木の棒で、太さはゴルフクラブのシャフト位)
自宅に戻り、着替えたら3分ほど時間を取ってください。ベッドに腰掛けて(ベッドは使っていないのでない!と言う方は、ダイニングの椅子などで(肘なし)ご用意ください。)スイング作りです。
これは上半身だけの動きでスイングします。テークバックからトップ、ダウンスイングからフォロースルーと一連の動きで感じることは、足や腰(下半身)を使っていないので腕の力に頼ってスイングしてしまいがちです。
先ほどの言葉を思い出してください。左手リード、左肩リードです。そのためには、体の軸を回転させ、左肩から押し上げていく感じ(左手リードのイメージを持ってください)でスイングしてください。
最初はビュンビュン振り回します。左肩で引き上げる感覚がつかめたら、今度はゆっくりスイングします。
この時覚えて欲しいのは、テークバックで右ひじが曲がる(たたむ)位置と、フォロースルーの時左ひじが曲がる(たたむ)位置を確認し、覚えます。
特にスライスが出る人は、左ひじが曲がるとき、外側に曲がってしまいます。(引けてしまう)結果として、カット軌道のスライスボールとなりますので、注意してください。
この繰り返しで、スイングの感覚をつかんでください。
この練習では下半身を動かさないので、上半身の動きが良く確認できます。体の軸を意識した上半身スイングで、スライスをなくす基本スイングを身につけましょう!
左手リードのための自宅練習 左腕を鍛えてスライスをなくそう
左手リードの感覚は掴めましたか?
何度も話に出てきますが、スライスボールしか出ない人は、左手リード、左肩リードの感覚が上手く出来ていません。
ダウンスイングで右肩が突っ込んでしまい、アウトサイドインの軌道でスライスボールとなります。また、ダウンスイング以前のトップの形では、右ひじが上がり、そのために左手首のコックが
正しい形になっていません。(左手首が甲側に曲がること。正しくは親指方向に曲がります。)クラブフェースが開いた状態になっています。
この様な状態では、いつまで経ってもスライスが直りません。
やはり、意識を変えて左手リード、左肩リードです。この意識を持てば、背筋も伸びて綺麗なアドレスが作れます。
そこで左手リードのために、左腕を鍛えます。
ゴルフクラブは家の中では振り回せないので、できれば、ゴルフショップでスイング用の短いゴルフクラブを用意していただければ、準備OKです。
マスコットバットならぬマスコットクラブです。50cm~70cm程度で、重さもゴルフクラブ程度のものでいいでしょう。
そのマスコットクラブを左手1本でスイングしてください。いきなりのフルスイングは、腕や肩を痛めますので、徐々に振り幅を大きくしていきます。右手は添える程度です。
このマスコットクラブがあれば、毎日自宅で練習が出来ますので、毎日続けて左腕スイングをお薦めします。
左腕だけでスイングしてみると分かりますが、両手でスイングしていた時にはあまり感じられなかった(分からなかった)左手や左手首の動きが理解できるようになります。
(手首はどの位置で返しているのか?腕はどの位置でたたみ始めるのか?など。)
左腕スイングは、左腕を強化するだけでなく、正しい腕の動きも覚えられます。そして、左手リードの感覚も分かってきますので、ダウンスイングでは右肩の突っ込みも解消され、スライスが出なくなります。
毎日自宅練習でスライスを直しましょう。
追伸:
練習場に行けば、実際にゴルフボールを打つので、感覚がわかります。(いえ、わかった感じです)しかし、自宅でのスイング練習は、ゴルフボールを打つことがないため、実感がわかないのです。むなしい練習だと感じますが、このむなしいと感じたことが、いずれときめきや感動に変わります。
むなしいと思わず、毎日自宅練習して下さい。お金もかかりませんので。次の練習場ヘ行くことが待ち遠しくなりますので。
次のレポートもお楽しみにお待ちください。