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フェアウェイウッドの練習方法
ウッド系のクラブは、1番のドライバーから2番~5番、7番、9番、11番までのクラブがあります。アイアンに比べてソールが広く、ソールを滑らせるように打つことで、飛距離が出るクラブとして使用されています。
比較的良く使われるクラブは、3番(スプーン)、4番(バッフィー)、5番(クリーク)です。最近は、重心が低くボールのつかまりのいい、9番ウッドも人気があります。
でも、フェアウェイウッドを苦手にしている人は、本当に多いのです。使いこなせれば、このクラブは使わない手はない!と思う程、重宝するクラブです。
では、何故フェアウェイウッドを苦手だと思うのでしょうか?
これを参考にしてみて下さい。思い当たる節があるかも!⇒ >>フェアウェイウッドは何故難しいクラブなのか?
フェアウェイウッドのスイングは、アイアンのように打ち込むのではなく、低く出してソールを滑らせていくので、長く振り抜いていきます。そうすることにより、ショットが安定してきます。
アドレスですが、スタンス幅は大きく取らず、肩幅と同じ位にします。ボールの位置は、スタンスのセンターよりボール1個から2個分左足よりに置きます。
気をつけたいのがボールを高く上げようとして、ショットすることです。無理に上げようとすると、トップやダフリのミスショットになります。弾道は低くても大丈夫です。
スイングは、手打ちは厳禁。腕と肩で作る三角形を崩さずに、テークバックからフォロースローまで保ちます。特にインパクト以降は、ヘッドを低く長く出していきます。
アイアンのスイングは鋭角ですが、フェアウェイウッドのスイングは鈍角に振っていきます。これがソールを滑らせる払い打ちになります。
3番ウッド(スプーン)の打ち方
3番ウッド(スプーン)は、ドライバーの次に長いシャフトとロフトが立っているクラブ。そのため、苦手意識が一番高いゴルフクラブでもあります。
しかし、そのクラブを使いこなすことが出来れば、ラウンドでのクラブ選択に広がりが出ます。是非、使いこなして、ビシバシと飛ばしていきましょう。
3番ウッドのボールの位置は、ドライバーのボールの位置に一番近い位置になります。5番ウッドがセンターよりボール1個分左ならば、3番ウッドはセンターよりボール2個分左に置きます。
そして、インパクトゾーンは、5番ウッドより更に長く低く滑らせていく必要があります。具体的には、ボールの手前10cm位の位置からヘッドを滑らせてインパクトを迎えます。その理由は、左足寄りにボールがあるため。
そのために、ダウンスイングは5番ウッドの場合、テークバックからトップにかけて右足体重ですが、ダウンスイングで左足へと体重をシフトさせています。
しかし、3番ウッドの場合は、インパクトまで右足体重で我慢します。インパクト以降、左足へと体重をシフトさせるのです。ここが違う点です。
こうすることで、ソールを芝の上に長く滑らせることが出来るのです。
ショートウッド(7番、9番)の打ち方
7番ウッドや9番ウッドは、シャフトが短くロフト角が大きくなるために、打ち易く安心感があります。反面、ボールが捕まり易くなるので、左への引っ掛けが多く出るクラブでもあります。
ショートウッドを上手く打つためには、ボールのある位置からボール1つ分手前にヘッドを入れて滑らせることです。
そのためには、アイアンと同じように、ハンドファーストに構えます。
アドレスで、ボールのすぐ右側にクラブヘッドをセットするのではなく、ボール1つ分離した位置にクラブヘッドをセットして、ダウンスイングでは、その位置にヘッドを戻してインパクトさせます。
これで引っ掛けも無くなり、ナイスショットを連発します。
フェアウェイウッドのスライスを直す
フェアウェイウッドでスライスが出る人は、トップの位置で右ひじが引けていることが原因の一つです。飛ばそうと言う意識が大きくなると、どうしてもトップの位置が高くなり、オーバースイング気味になります。
その時は、右ひじが大きく引けているので、切り返しのダウンスイングでは、アウトサイドからクラブ下りてきます。その結果、クラブフェースが開いた状態でインパクトを迎えるためスライスとなってしまいます。
このフェアウェイウッドのスライスを直すためには、飛ばそうと意識を捨てて、コンパクトなスイングを心がけてください。
そのためには、トップの位置を低くしてみましょう。体を捻って左肩が右足まで捻らなくても、大丈夫です。スタンスの中央くらいで捻りを止めてみましょう。
これでは捻転不足?と思われるかもしれませんが、低いトップでコンパクトにスイングするので十分です。
捻りすぎの高いトップより、低いトップの位置からコンパクトなスイングをすればスライスは出ません。ミスショットしてスライスになるより、コンパクトなショットで正確にフェアウェイを捉えるほうが、スコアアップに繋がります。
フェアウェイウッドのダフリやチョロを直す
フェアウェイウッドでのダフリやチョロは、1度出ると続いて出てしまうものです。このダフリやチョロの大きな原因は、スイングバランスが崩れているからです。
そのスイングバランスを崩しているのは、大振りしていることが多いのです。スライスの出る原因と同様に、飛ばそうとしてスイングアークを大きく取ります。
テークバックからトップにかけて、左足に体重が乗ってしまい、この状態からダウンスイングすると、今度は右足に体重が乗り、本来の逆の体重移動となります。
その結果、体重を左に移動させようと大きく体を左方向に動かし軸がぶれて、チョロが出ます。また、そのまま右足体重でインパクトを迎えようとすると、ボールの手前にクラブヘッドが落ちてダフリになります。
これを直すには、本来の体重移動をすることです。テークバックで右足に体重が乗り、ダウンスイングですばやく左足に体重を移動させることです。
体重移動をゴルフクラブを持たないで素振りをすることで、覚えることが出来ます。
右足に乗った体重をインパクトを迎える時に、左足へ移動させていきます。フィニッシュでは、左足1本で立つように体重を移動させます。
傾斜地からショットするフェアウェイウッド
フェアウェイは一見平らに見えますが、実は平らな場所はほとんどありません。逆にほとんどが、傾斜がある傾斜地となっています。(既にご存知のことと思いますが。)
練習場で上手く打てても、本コースでは中々上手く打てないのがフェアウェイウッドです。
そんな時は、どのくらい傾斜しているかをまず確認します。傾斜がきつい場合は、フルスイングではミスショットとなる可能性が大きいので、グリップを短く持ち、コンパクトに振っていきましょう。
飛距離は落ちますが、ちゃんと当れば、そこそこの距離は出ます。
ユーティリティークラブを使いこなす
ユーティリティークラブはアイアン、特にミドルアイアンが苦手な人に使われて、今や人気のクラブとなっています。
ユーティリティークラブは、ウッドとアイアンの良い所をチョイスして作られたクラブで、アイアンのように方向性が良く、フェアウェイウッドよりボールが上がり易いクラブです。
また、フェアウェイウッドは払い打ちするクラブですが、ユーティリティークラブは、アイアンのように上から打込むクラブです。
ユーティリティークラブは、フェアウェイウッドより短いので、扱いやすいクラブです。
例えば、芝の薄い場所や土の場所にボールが行ってしまった時は、ユーティリティーが活躍します。
アイアンの場合、クラブヘッドが少し手前から入ってしまうと、飛距離が出ないものです。そんな時は、ユーティリティークラブを使ってみましょう。
ソールが滑ってダフリの心配がないので、飛距離が稼げます。
短く持ってコンパクトに振ってみましょう。ゴルフボールはスタンスのセンターに置きます。
また、ボールが落ちた場所がフェアウェイとは言え、目の前に木がありボールを上げる空間が無い時は、ユーティリティークラブで、低いボールを打つことでトラブル回避が出来ます。
この場合は、クラブを短く持ち(ボールを低く打ちだす時の原則です)、アドレスでは左足体重にして、テークバックからインパクト、フォロースル―までそのまま(左足体重)でスイングします。
ボールはスタンスのセンターよりボール1個分ほど右足寄りに置きます。
これで木の下を抜いて行く低いボールを打つ事が出来ます。