1打を減らすコースマネジメントとは?
皆さんは自分のゴルフのレベルがどれくらいかを把握していますか?コースマネジメントをするためには、自分のゴルフレベルを理解した上で、コースを攻略するための作戦を作ります。
と言うと、すごく難しい事のように思えますが、大丈夫です。
マネジメントとは、簡単に言うと目標を達成するために効果を最大化すること。まあ、自分のできる事をリスクを回避していいスコアを出しましょう。みたいなことです。
自分のルールでマネジメントです。自分マネジメントでコース攻略です。
まずは、自分を知ることから確認して行きましょう。
①ゴルフクラブの番手ごとの飛距離を把握している(大雑把ではなく、正確に)
②ショットした打球の球筋・高さ・落ちてからのランの距離など把握している
③同じ打球は常に打てるか(何回打てるか)
④危険を承知でトライしていないか
⑤レイアップはきちんとできているか
などなどです。
それでは、あまり難しく考えず、進めて行きたいと思います。
まず、そのホール、例えばパー4のミドルホールとします。あなたのゴルフレベルはどのくらいですか?パーを取りたいですか?それともボギーでもOKですか?
ボギーでもいいよ。と言うならば5打。3オン、2パットでOKです。100切りを目指すあなたなら十分狙える範囲です。
1日をボギーペースでと決めたなら、もう一つ自分のルールを決めましょう。
これが自分マネジメントです。
自分のルール決めは、何でもいいのです。例えば、今日はバンカーに入れないとか、池に入れないなど。ここで1打が違ってきますよね。
OBを出さないでもいいですね。
ティーショットでOBを出さないことは、ドライバーのショットの精度が安定していないと難しいですが、フェアウェイからのショットは絶対OBを出さない方が簡単なので、それが今日のルールでいいと思います。
自分で決めたルールで、その日のラウンドをしてみて下さい。
ピンまで160ヤード、6番アイアンでフルショットならオンする距離です。しかし手前にはガードバンカー。つかまる可能性があります。ならば、無理してオンさせるのではなく、手前に置いてアプローチと考えます。
しかし、欲が出てやっぱり狙ってみようと、ショットしました。結果は、思いに反してバンカーにつかまりました。
いかがですか?こう考えると、自分の考えには、成功するパターンだけで、崩れるパターンが頭の中に入っていないために、このホール、ダブルボギーかトリプルボギーとなる可能性が大きいです。
ラウンドが終わって顧みると、結局自分のルールが出来なくて、いつもの崩れるパターンになってしまっているのです。
これが自分の欠点なのです。この欠点を直すことが自分をマネジメントすることです。
たかが1打、されど1打なのです。
自分をマネジメントして、各ホール、1打を減らしていきましょう。ハーフで9打も違っちゃいますよ。

同伴者のショットをよく見よう
スタート前に打つ順番を決めます。金属の棒に番号が刻んであり、それを引いて決めます。
そして、次のホールからはショットの数が一番良かった(少なかった)人が一番先にショットするルールですね。
この一番先にショットする人を「オナー」と言います。
「オナー」になると、一番先にショットが出来るので気持ちがいいと思います。
逆に一番スコアの悪かった人は、一番最後のショットになります。「自分はへたくそなのでやっぱり一番あとだ」「はずかしい」「オナーを取りたい!」と思っていませんか?
そんなことを思ってはいけません。それでは、考え方を変えましょう。
コースを攻める上では、一番最後にショットした人が有利なんですよ。そのホールの情報を一番知る事が出来るからです。
例えば、風が吹いていれば、どの位ボールが流されたとか、右に打ってしまったけど、そこはティーグランドから見えないガケがあったとかがわかります。
後からショットすることで、先にショットした人の情報がわかり、コースの攻めからを考える事が出来ます。
ネガティブでなく、ポジティブに物事を考えればゴルフはもっと楽しくなります。ひいては、スコアアップにつながります。
ゴルフは、瞬時の情報が大事です。自分のスコアを左右しましので、前の人のショットは必ず良く見ておきましょう。
そして、そこから得られた情報でそのホールの自分のコースマネジメントを考えて攻めて行きましょう!
自然を利用したラウンドプレーでスコアアップのコースマネジメント
斜面と風と雨を友達にしちゃいましょう!
と言うと、何の事?と思うことでしょう。当然です。
スライスやフックで悩んでいる人は斜面地を味方につける事です。
スライスやフックで悩んでいる人は、ストレートボールに憧れ、日々練習していると思います。
早くストレートボールが打ちたいと思いつつ、中々打てない。そんな中のラウンドです。
スライサーは右が怖くて、左を向いてショットします。(その傾向が多いです)
これは、ある意味正解なのですが、もし、左側が山の斜面で右側が谷とすれば、このロケーションを利用しない手はありません。
ここでコースマネジメントです。
スライサーのあなたは、左側の山の斜面にゴルフボールを運んで距離を稼ぐことが可能です。左側の斜面に飛べは、右に転がります。ゴルフボールは右のスライス回転なので、更に右に転がって行きます。
そうかもしれないけど、ちょっと危険じゃない?と思うかもしれませんが、自分の球筋を理解していれば、ここにボールを運べはこうなると言うマネジメントが出来るはずです。
ただ「右が嫌だから左に飛ばす。」から、「自分を理解して自然を利用すればこうなる」と言うのでは、ラウンド終了後には大きな違いが待っていると思います。
ちなみに、フッカーの人は、スライサーの人と逆に右サイドの斜面を利用して、ゴルフコース攻略に挑戦してみましょう。
次は風と雨のお友達です。
晴れの日と比べ、風や雨の日は気分的にも心が晴れませんね。まして雨の日は、レインウェアーを着るため、動きづらくなったりして嫌ですね。
しかも、飛距離は落ちるし、これではスコアアップはもとより、コースマネジメントなんかできないよ。誰もがそう思うことですね。
そこで、悪天候時のゴルフラウンドは、いつもより考え方を360°いや、それでは元に戻っちゃいますね。180°考え方を変えてみましょう。
傘をさしたり、グローブを変えたりで、いつもより作業が増える分、シンプルに行きましょう。
ドライバーが曲がると雨の中、あちこち移動は大変なので、曲がらないスプーンのティショットに変える。
いつもならピンを狙うとオーバーするが、雨だと転がらないのでデッドにピンを狙える。などなど。
雨の場合、スイングが早くなり、力むのでリラックスです。手抜きを言うと語弊がありますが、リラックスすれば、シンプルな行動でスコアをまとめましょう。
また、風の日は、風を味方につけましょう。
アゲンストでは、高い弾道は風に流されます。低く攻めて行きましょう。
フォローでは、フルスイングは禁物です。ハーフショットで十分です。風に乗せて距離を稼ぎます。
アプローチも基本はランニングショットです。ロブショットは流されます。状況を見て判断して下さい。
せっかくのラウンドが雨や風の日でも、楽しくラウンドしましょう。
今日はここまでです。