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ショートホールでパーを取るマネジメント
パー3のショートホールは、比較的パーを取りやすいホールです。一方、5打、6打とダボやトリなど大叩きするホールでもあります。
ショートホールを攻める場合、単なる乗せることだけを考えるのではなく、打ってはいけない場所を確認し、そこに打たないとした上でティーショットに臨みます。
OBは論外ですが、乗らなかったことも考慮して2打目が楽に打てる場所を見つけます。打ってはいけない場所としては、ラフ、傾斜のある斜面、池やバンカーなどのハザードです。
そして、その打ってはいけない場所に打たないよう、ティーマークの左端や右端、センターなどどこが良いかを見極めてティーアップします。
狙いの基本はグリーンセンターですが、上記のように打ってはいけない場所が、グリーンの左や右、あるいは手前や後ろにハザード等ある場合は、必ずしもグリーンのセンターではなく、打ってはいけない場所の反対側に落とします。
また、手前に花道があれば、グリーンのセンターでなく、その花道を狙ってショットもOKです。2打目は、パターや転がしのアプローチが使えます。ミスショットの確立も少ないのでパーを拾うチャンスが広がります。
ショットのクラブ選択は慎重に行いましょう!
ピンまで○○ヤードだからアイアンの○番のクラブと選択していることと思います。しかし、自分の距離ではこのクラブ、と一概に決められない場合があります。
グリーンまで上っているのか、下っているのかでその距離が変わります。また、下のライの状態のよっても変わります。ピンはグリーンの手前か?後ろか?手前にあり、後ろが安全であれば、その距離の番手でいいでしょう。
しかし、後ろにあり、グリーン奥はOBゾーンやハザードがあれば、飛びすぎとなり、OBです。手前に落とすのがベストなので、一番手下げたクラブを選択するのがベストです。
必ずしも、ゴルフ練習場での距離を基準にクラブ選択をすると、いい当たりなのに、ミスショットとなってしまいます。
周りの状況をよく確認してからショットするクラブを選択しましょう。
ブラインドホール(ドッグレッグホール)でのマネジメント
ドッグレッグホールや打ち上げて下がるホールでは、ティーショットしたボールの落ちる場所がはっきり分からないのが常です。
そのために、落ち所をまず決めてからのショットをしましょう。
ドッグレッグの場合、次のショットを打ちやすい場所を見つけてティーショットするのが、セオリーです。右ドッグレッグであれば、フェアウェイセンターから左側に、左ドッグレッグであれば、フェアウェイセンターから右側にボールを運びます。
打ち上げホールで、その先が下がっているブレインドホールでは、状況を確認しますが、フェアウェイセンターが一番妥当でしょうか。
そしてショットする時は、ティーの高さをいつもより低くして、低い弾道のボールを打つのがいいのです。高い弾道では、ボールが曲がりやすいので、意とした場所にボールを運ぶことが難しい場合があります。(風が強く吹いている場合など)
そのために、早くフェアウェイに落ちるように、低いボールを打つことをオススメします。
ちなみに、ドライバーの飛距離に自信があり、曲がらないと言う人は例外にして、ドッグレッグでのショートカットはやめましょう。
谷越えや林越えでの成功は、気持ち良いのですが、リスクが大きいのでミスがミスを誘い、大叩きの原因です。
パーオンを狙う200ヤード越えのショットは左足上がりのマネジメント
ピンまで残り200ヤード以上あるショットで、グリーンに乗せることは中々難しいショットです。しかも、左足上がりとなっている場合は、左へ引っ掛けやすく、ミスになりやすいショットになります。
ゴルフクラブは、3番ウッドを選択する方もいるかと思いますが、3番ウッド(スプーン)は意外と難しいクラブです。それならば、ユーティリティや5番ウッドに変えて、コンパクトに振ることでミスショットを防ぐことが出来ます。
この場合アドレスは、目標(ピン)を狙いのではなく、目標の少し右を向いて構えます。右肩を落とすとダフりやすくなりますので、肩のラインは地面と平行にします。
その分、左ひざを右ひざより少し曲げを大きくして、バランスを取ってください。これで肩のラインを水平にすることが出来ます。
そして、ボールの位置は、いつもよりボール1つ分右寄りに置きます。
こうすることにより、左への引っ掛けが少なくなりますので、方向取りとアドレスに注意してミスショットが出ないよう対応してください。
バンカー越えのアプローチは、前下がりの難しいショットでグリーンを狙う
バンカー越えや池越えのショットは、意識するなと言われても、意識してしまうのが常です。そのために、バンカーにつかまってしまったり、池ポチャになってしまうミスが出てしまいます。
まずは、バンカーや池を越えることを優先させましょう。高く上げたいとか、ピンにつけたいと思えば思うほど、体に力みが生じ、ダフリやトップのミスが出ます。
この場合は、前下がり(左足下がり)で、特に難しいショットとなります。しかも、高く上げることも難しいのです。フェースを開いてボールを高く上げようとすると、逆にトップしやすくなるので、クラブフェースはスクエアに構えます。
そして、スタンスはクローズスタンスにします。こうすることにより、テークバックが楽になります。(取りやすくなります。)
力を入れすぎると、ピンをオーバーして反対側の斜面まで飛ぶ可能性もありますので、グリーン手前のラフでOKくらいの気持ちで。距離感を出します。
スイングは、傾斜の沿って振り抜きます。その際、ヘッドアップは絶対いけません。ミスの原因です。