パッティングのアドレス
スコアを縮めるためには、パッティングは非常に大事です。基本を知ることにより、今まで感覚だけで打っていたパットが、より考えるパットとなり面白いようにカップに吸い込まれることでしょう。
まず、アドレスですが、スタンスはこぶし3つ分(肩幅程度)の幅にします。姿勢は重心をあまり低くせず、腰高位がベストです。
パッティングラインを見つけたら、そのラインと平行に構えます。ボールの位置は、スタンスのセンターよりボール1個分程左へ置きます。
目安として、右目をつぶって左目の下に来るようにセットします。
グリップは手のひらで包むようにします。右手と左手は同じ握り強さにして下さい。
アイアンなどのように指先で握ってしますと、フェースが返ってストロークが安定しなくなりますので、手首の動きを抑えるためにも必ず手のひらで握るよう心がけて下さい。
パットは3パットしないことが大切です。そのためには、グリップを正しく握る事が求められます。
グリップを正しく握ることにより、正確なストロークが生まれてきます。
構える形は、両肘の力を抜いて軽く曲げた形を作ります。(いわゆる五角形または、ひじを突っ張らない位の三角形でもOKです。自分のやりやすい形を見つけて下さい。)
パットの握り方は、特にオススメはありませんが、数多くあります。パター練習は自宅でも出来ますので、より多くのボールを打って自分に合った握り方を見つけて下さい。
パットの距離感をつかむ
パットはショートするとカップに入りません。(当たり前ですね。)最初のうちはオーバーすることが怖くて、ショートばかりしてしまう。そんな経験があると思います。
自分の距離感をつかんで、ショートをなくして、カップインを狙って行きましょう。
上りラインや下りラインで距離感が違ってきますので、まずは平らなラインでの距離感をつかみます。
ただし、グリーンの早さによっても違ってきますので、朝の練習グリーンでは必ずその日のグリーンの早さを確認しておきましょう。
パットで同じ距離を出すには、パットの振り幅で決めます。
例えば、歩数5歩(私の場合は3m程)で、3mの距離を設定したら、カップめがけてパットします。
その際に、ストローク幅を意識して下さい。時計のイメージです。
その時、振り上げた振り幅が時計の7時であれば、送りだす振り幅は5時にします。左右対称です。
そして、8時:4時の場合は、どれくらい転がるかを確認して、自分の距離感をつかんでおきましょう。
同様に、歩数を2倍・3倍にして、距離感を覚えます。
繰り返しますが、ゴルフ場によってまた、その日のグリーンの仕上がり状態によって早さが違ってきますので、朝は必ずパット練習をしてグリーンの早さをつかんで下さい。
スライスラインのパット攻略
グリーン上は、平らな場所ばかりではありません。上りや下りのライン、スライスラインやフックライン、またはそ条件が絡み合った複雑なラインもあります。
スタート前には、必ずパット練習場でゴルフボールの転がり具合や曲がり具合をチェックしましょう。
コースに出たら、グリーンに上がる前からグリーンの状況をチェックします。
まずは全体をくまなく見渡します。どこが高くてどこが低くなっているか。また、どちらの方向に傾斜しているかを把握します。
グリーン上に立ったならば、再度詳しくチェックします。
最初に、ゴルフボールがある方からピン方向を見ます。その後、反対側に行き、(出来れば、歩いて行く際にもグリーンの傾斜を見ながら移動します。)ピン後方からゴルフボールを見ます。
3方向からグリーンを見渡すと、これで大体のラインが読めます。
スライスラインであれば、カップの左側のねらいどころをイメージしてその場所に真っすぐ打ち出します。
特に大事なポイントは、「ここを狙う」と決めたポイントよりほんの少し左を狙って下さい。
言葉を変えると、決めたポイントより少し大きめに曲がるスライスラインをイメージして、若干外側(左側)に打ち出すことをオススメします。
理由は、スライスラインの場合、ボールボールとカップを結んだライン上で、左側が高く、右側が低くなっています。
そのラインより、左(外側)にボールを転がせば、仮にカップを外してもカップの近くに寄ります。(プロラインと言います。)しかし、逆にカップの手前から右側におじぎしてしまうと、どんどんカップのから離れてしまい、次のパットが難しくなります。(アマチュアライン)
結果、3パットしてしまう可能性も高くなります。
スライスラインのパッティングは、カップの左側を向き、大きめのラインをイメージしてストロークしましょう。
フックラインのパット攻略
単純ですが、フックラインは、スライスラインの逆になります。(笑)
フックラインは、左に曲がるので、右方向を狙ってストロークします。
ただし、スライスの場合と比べて、ボールが捕まりやすくなるので、左への引っかけなどのミスが出易くなります。
ストロークの際は、上半身のブレを防ぐために腕と体を一体化させて、ストロークしましょう。
上半身がブレなければ、ライン通りにボールが転がり、カップを目指して走ります。
パットラインは、計算通り正確にわかりません。あくまでイメージで読んで行きます。しかし、3方向からのチェックでイメージを計算通りに近づけて行きます。
必ず3方向からグリーンを見て、ラインを読む癖をつけましょう。