アプローチショットの打ち方は3つだけ
アプローチはスコアメイクを左右する大事なショットです。
せっかくグリーン周りに来ても、ざっくりや行ったり来たりしてはまとまるスコアも、まとまりません。
大事なショットだからこそ、3種類のアプローチを覚え、グリーン周りを攻略しましょう!
アプローチには、
1.ロブショット:高く打ち上げて、ピンを狙います。
2.ピッチ&ラン:打ち上げて転がし、ピンを狙います。
3.ランニングショット:転がしてピンを狙います。
と、この3種類のショットがあります。
グリーン周りの状況によって、使い方を考えます。
使うクラブは、SW(サンドウェッジ)・AW(アプローチウェッジ)・PW(ピッチングウェッジ)・7番or8番です。
ロブショットはSW、ピッチ&ランはAW・PW、ランニングショットは7番or8番位がいいでしょう。
自分のやりやすいクラブを見つけましょう。
アプローチは打ち方によって、スタンスやボールの位置が違ってきますので、覚えておきましょう。
ロブショットの練習法
ロブショットはボールを高く上げる打ち方です。高く上げてランが出ない、すぐ止まるボールです。
クラブはSWよりAWを使います。
スタンスは、オープンスタンスで構えます。スタンス幅は、肩幅かそれより少し狭くします。右足体重です。
左足は足一つ分、右足より下に下げます。
アドレスではゴルフクラブのフェースはスクエアではなくオープンに構えます。
そしてボールの位置は、左足かかとの延長上におきます。
スイングではインパクト以降、左脇が開かない様に注意してください。左脇が開いてしまうと、ダフリやトップなどのミスが出ます。
また、ボールを上げようとして、すくい打ちはいけません。右肩が落ちて、ボールが左に飛んでしまいます。
フィニッシュでは体が目標方向に向くまで回転させてください。
オープンスタンスなので、目標よりかなり左を向いている感じですが、カット打ちになるため目標方向に飛んでいきますので大丈夫です。
※オープンスタンスとは?
目標(飛球線)に対して平行に構える事(スクエアスタンス)が基本ですが、オープンスタンスとは、左足を後ろに引いて、左方向を向いた(身体を開いた)構え。
ピッチ&ランの練習法
スタンスはロブショット同様、オープンスタンスで構えますが、ロブショットより浅く(足半個分飛球線寄りに上げます)構えます。
ボールの位置は、スタンスの中央か、ボール半個分右足よりでも大丈夫です。
ボールが中央よりもっと右で大丈夫?って思うかも知れませんが、大丈夫です。
「インパクトはアドレスの再現」という言葉があります。
そのため、スイングの最下点がボールに当たる形をとるようにしますが、ピッチ&ランの場合は、最下点前にヒットしたほうが、正確にボールを捕らえることが出来るからです。
アドレスですが、ロブショットは右足体重でしたが、ピッチ&ランの場合は左足体重にします。
体重移動は行わず、左足を軸にしてゴルフクラブと体が1つになって回転させるスイングを行います。
ここで注意したいことは、スタンスをオープンにしていますので、当然その上の上体も同じ方向を向いています。
つまり、膝と腰と肩のラインも並行で左側を向いています。
逆にクラブフェースは開いて構えます。開いて構える分、右方向になっていますが、オープンに構えているので、目標方向にボールは飛び出します。安心して下さい。
ランニングショットの練習法
このショットは、グリーンまであと数ヤード、しかも花道にあるときに使うと有効です。
パターで転がすかどうか、迷ったときはランニングショットで決めてみましょう。
スタンスは気持ちオープンにして、幅は肩幅程度にします。
ゴルフボールの位置は、スタンスの中央か、ボール半個分右足よりでも大丈夫です。
使うクラブは8番がいいでしょう。
アドレスでは、体重は両足に均等にかけます。
振るときは、シャッシャッと芝の音がするよう芝を滑らせるように、払い打つスイングにします。
ダフらないように、肩を水平に回してください。
スイングは、バックとフォローが同じ振り幅にします。時計に例えると、20ヤードなら5時・7時、30ヤードなら4時・8時とします。
振り幅と距離感はゴルフ練習場で自分の距離をつかんで、覚えておきましょう。
おさらいドリル
☆テークバックでは、30cm位そのまま後ろに低く引きます。
インサイドに引いたり、ヘッドが上がらないように注意しましょう。コツは、低くアウトサイド気味にひきます。
☆スイングは左右対称です
トップで右足体重、フィニッシュで左足体重。この時、自分が思っている以上に左に体が出ます。右肩が回って左側に大きく飛び出す感じです。
☆右肩を水平に回す
べた足でスイングする。
トップの形とフィニッシュの形を同じくするように意識をします。ダウンで体重を左に乗せるには、移動するのではなく、右肩を大きく回すと結果的に体が左へ大きく出ます。
※べた足スイングだと、左の壁が出来るので、飛距離が出ます。ただし、左へひっかけたりダフるので、何度も練習して下さい。
☆左ひざを前に出さない
テークバックでクラブが地面と平行になった時、左ひざが前に出て左体重となります。このため、左肩が下がり、軸がぶれます。このため、こすり球となり、弱々しいスライスや左へのひっかけが出ます。
アドレスでは、両足の親指の付け根のあたりに体重を感じて下さい。
テークバックでは、クラブが地面と水平になったあたりで、右足の親指あたりで踏ん張ります。
トップでは、右足のかかとに体重を感じます。その際、右太ももの内側に強い張りを感じます。
そこで、左ひざを前に出さないよう踏ん張って下さい。