アプローチが池ポチャで大叩き
グリーンまで40ヤード程、普通に打てばなんてことないアプローチショットです。でも、グリーンの手前には、池があります。
いらっしゃいませ。お待ちしておりました!と言わんばかりに、池が今か今かと大きく待ち受けています。
素振りをしてショットに備えます。40ヤードなので、それほど大きな振り幅ではありません。シュッ、シュッ!と、芝を滑らせる素振り音が心地よく聞こえます。
よし!いざショット!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ザクッ!・・・ポチャ~ン・・・や、やっちまった~!
見事、期待通りに?応えたアプローチショットの池ポチャです!(笑)(笑)
素振りではあんなに気持ち良く振れたのに、いざショットではダフって池ポチャです。がっかりです!
と、こんな思いは何度あった事か。皆さん、まだ記憶に新しいのではありませんか?
ダフリの原因はどこにある?
では、何故ダフッてしまうのでしょうか?ダフリの原因はいろいろあります。その一つとして、
ゴルフクラブを構えてアドレスを取ってみて下さい。ゴルフボールと体の距離はどのくらいありますか?
一般的にボールと体が離れすぎると、ダフリのミスが多いのです。
テークバックでアドレス時の前傾姿勢がくずれ、体が起き上がってしまっています。こうなると、ボールが体から離れて遠くになってしまいます。
その態勢で切り返して、ダウンスイングに入ると、今度はボールが遠くに見えるため、打ちに行きます。体が突っ込んでくるのですね。
結果、右肩が下がり、ダフルという構図になります。
また、中途半端なスイングがダフリにもなります。前述した池ポチャ。池越えでは、絶対ショートしたくない状況です。最低でも池ポチャは避けたいもの。しっかりとスイングしないと、アプローチはスイングが緩みます。
距離合わせをしたつもりが、スイングの緩みとなり、ボールの手前にヘッドが落ちダフリとなります。
ダフらないためのポイント
1つ目のポイントは、アドレスでもっとボールに近づいてみましょう。ここの部分から直していきましょう。
ボールに近づくと、スイングが窮屈に感じますか?窮屈に感じなければ、いつもより近づいたとしてもそれがあなたのベストな距離かもしれません。
窮屈に感じる場合は、スタンスをオープンにしてください。左足を足半分くらい(5cm~10cm)後ろに下げて構えます。こうすることによって、ボールに近づいても窮屈にならず、腕の通り道が広くなります。
また、その際の腕はピンと伸ばさないで、肘を軽く曲げて余裕を持たせてください。
次にクラブを握る時、極端にこぶし1つ分短く握ってスイングしてみましょう。いかがですか?
とてもコンパクトに振る事が出来たではないでしょうか?
そのアドレスと、クラブの握りのまま、クラブを鋭角に上げてショットすれば、ダフリは解消されます。
2つ目のポイントは、手先(手と腕だけで)でクラブを振らないことです。とかくアプローチは、振り幅があまり大きく取らないので、手で上げて手で振り下ろしてしまいがちです。
テークバックでは肩を回転させて、ダウンでは腰を回転させるように、下半身でのスイングを心がけましょう。
3つ目のポイントは、ヘッドを芝に滑らせることです。フェースを少し開いて、ソールを滑りやすくします。ポイント1とは全く逆になりますが、ヘッドを鋭角ではなく横から入れて滑らせていきます。フォローも低く出していけばダフリは無くなります。
4つ目のポイントは、振り切ることです。ダフったと思った瞬間、スイングを止めてしまう人がほとんどです。これは気持ちが負けているので、振り切る事は中々難しいことではありますが、スイングを止めないで振り抜きましょう。
大ダフリしなければ、振り抜くことによってヘッドがボールをしっかり前に運んでくれます。
ダフらないためのスイングとは?
ポイントは、体重移動です。アプローチは体重移動をしないイメージですが、右足体重のままだと、ダフリが多くなります。左足へ体重移動することがダフリ防止スイングです。
アプローチショットの上手い人はここが違う
グリーン近くまでボールを運んで、残りはアプローチショットのみ。いざ!アプローチ勝負!言わんばかりに、グリーン方向ばかり見ていてはダメです。
距離をつかむのにグリーンを確認する必要はありますが、その前に自分のボールはどんな状況になっているかをまず確認します。
フェアウェイであれば、その芝の状況はどうなっているか?傾斜はどっち?芝目は順目、逆目?
ラフであれば、ラフの長さはどれ位?ボールは見えている?それとも半分沈んでいる?
グリーン奥なら、芝は逆目?どれくらいきつい?等々。
それらを踏まえて、どんなアプローチショットを打つか?を考えます。上げる、転がす、色々な選択があります。
アプローチの上手は人は、すぐさま周囲の観察をしてその方法を決定します。そして、クラブ選択も迷いはありません。
距離感だけでクラブを選択するのは、だめです。
ボールのある場所のライをしっかり見極めてから、アプローチショットの方法とクラブ選択をして下さい。
そして、1度決めたら迷いは禁物です。特に、距離感の迷いは必ずミスショット(トップやダフリ)となります。
決めた以上は、しっかり振り抜く事がアプローチ上手の道です。