パットラインを読むための準備はグリーンの外から始まっている
パットの重要性は認識しつつ、練習はラウンド当日の10分程度。これでは上達は望めません。
最初から失礼な言い方で、申し訳ありません。(泣)
それならば、自宅で手軽にパット練習をしてみませんか?思い立った時、夜お休みになる前など、いつでも簡単にパット練習が出来るので、やらない手はありません。
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それでは、パットをもっと真剣に考えていただけるように、最初はパットが上手くなるための役立つ情報です。
それは、3パットしないグリーン上のライン取りの方法です。
これからの事を頭の中に叩きこんでおけば、グリーン上でのライン取りはもう悩む事はありません。そんなに難しい事ではないので、この方法を必ず実践して下さい。パットが楽しくなります。
まず、ショットしたボールがグリーン上に乗った所から始めましょう。
でも、次の様な行動はダメです!よ。
それは、グリーン上に向かう時、後はパットだけと、同伴者の方とおしゃべりしながらグリーンへ向かう。あるいは、乗った事が嬉しくて、ただ漫然とグリーンまで歩いている。
グリーンに乗った時点で、もうライン取りの確認は始まっています。
ショットをしてボールが乗った場所からグリーンの位置や、その周辺の状況をよく観察することです。
観察の仕方としては、グリーンとその周辺を分離して見ます。グリーンは上っているのか下がっているのか?また、傾斜は左か右か?それとは別にグリーン周りの傾斜はどうなっているのか?などなど。
例えば、グリーンの周りは上っているいるように見えて、グリーン面は微妙に下がっていた時は、目の錯覚でグリーンは上がっているように見えます。
しかし、実際は下りラインだった。と言うこともあります。
そのために、なんとなくグリーン上に行くのではなく、必ずグリーン周りの状況を確認することが大切なのです。景色に惑わされるな!です。
グリーン上での芝目と状態を読んでラインをの確認する
よく曲がるパットラインは、傾斜がある、グリーンが硬い、下りライン、天気がよくグリーン上が乾いている時などです。グリーンは早いと感じます。
反対に、曲がりにくいパットラインは、湿っている柔らかいグリーン、上りラインなどです。グリーンは遅いと感じます。
また、芝目によってもかなり変わりますので、注意しましょう。グリーン上も、フェアウェイと同様に、芝にクセを覚えておきましょう。
フェアウェイを歩いていると、2メートルから3メートル位の幅で、芝が緑に見えるラインと白っぽく見えるラインが交互に走っているのを見た事はありませんか?
緑に見える方が逆目で、白っぽく見えるのが順目です。グリーン上もこの状態と同じで、順目、逆目を判断して下さい。
更に、芝の種類によっても曲がり具合が違ってきます。曲がり易いのは高麗芝で、あまり曲がらないのがベント芝です。
これらの事を踏まえておいてください。
パットラインを確認する時は、ます、カップの後からラインを見ます。ここでのラインは例えばフックラインとします。
次にゴルフボールの後ろに行き、打ち出す方向からカップを見て、ラインを確認します。ここで一致すれば、曲がり具合は、どの位かを見極めてストロークします。
しかし、見たラインと違う場合は、再度カップの後ろへ行き、確認します。その際、何故前から見たラインと後から見たラインが違うのかを考えて下さい。
下りの傾斜と思っていたのに、本当は上りの傾斜ではありませんか?横方向の傾斜はどっちですか?
思っていた傾斜が逆になっていて、ラインが一致しない事もあります。よく周辺を観察して見て下さい。よく見れば、ラインが一致します。
ここでさらに大事な事は、テキパキと動いてライン取りを決定することです。
この動きをノロノロとしていると、後の組の人達から貧縮を買いますので、サッサと行動します。
余談ですが、有名なラインの読み方として、スパイダーマンポーズと言うのがあります。
グリーンではいつくばる様にしてラインを読む格好です。
石川遼選手がやっていた事、覚えていますか?
地面と目線を同じにすると、傾斜がよく見えラインがわかるそうです。
雑学として覚えて、チャンスがあれば、石川遼選手バリに行動してみましょう。(笑)